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台風・雨で鼻水が止まらない理由と対処法とは?

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個人的に、台風や雨などで低気圧が近づくと、

鼻水が出る、鼻がつまる

という鼻炎のような症状に困ることがあります。

まなみ
まなみ
自分だけかとおもったら、twitterなどを見ていると、他にもそういう人ってけっこういるようですね。

考えられる原因と、対処法についてまとめました。

※2017年10月 ペットボトル温灸をすると鼻水が止まりやすくなるツボを追記しました。



低気圧の影響による鼻の症状

台風や雨、特に爆弾低気圧、と呼ばれるような低気圧が近づいたときに、

くしゃみ、鼻水、鼻づまり、などの鼻炎や風邪のような症状が出ることがあります。

人によっては、涙が止まらなくなることもあります。

春先なら杉花粉症、秋はブタクサやセイタカアワダチソウの花粉症かな?

とも思われますが、

雨が降っていれば花粉の飛散量はむしろ減りますよね。

台風、雨の日のこうした鼻炎症状の原因は低気圧です。

気圧が下がることで、

体の外側から内側に向かってかかっていた圧力が減り、

鼻などの粘膜が肥厚して気道が詰まりやすくなり、

また粘膜から水分がしみ出しやすくなるので、鼻水や涙が出るのだそうです。

また、気圧が下がると自律神経のうち、リラックス・休息モードの副交感神経の働きが優位になることも関係しているそうです。

炎症物質ヒスタミンの作用

気圧が急激に下がる台風や爆弾低気圧の時には、肥満細胞(マスト細胞)から、ヒスタミンという化学伝達物質の放出が急に過剰になる、とも言われています。

なぜ、低気圧になると、肥満細胞がヒスタミンを分泌するのか?

その仕組みの詳細は明らかになっていませんが、
気圧の急激な低下が、「外部からの刺激」と捉えられている、という考え方もあるそう。

ヒスタミンは、体の各所に運ばれて

血管を拡張させて血流を遅くし、その部分に血液が溜まる(発赤)

血管の透過性を亢進させ、血管からしみ出た水分が細胞間液として溜まって膨張する(腫れ、むくみ)

などの炎症反応を起こします。

ヒスタミンの働きを詳しく知りたい人はマンガ「はたらく細胞」第1巻の2話「スギ花粉症」を読みましょう!

低気圧による不調の対策は?

鼻水、鼻づまり、については、もし、仕事に差し支える(人前で話す仕事など)ので対処療法でよいからその場を何とかしたい

のであれば、

鼻炎薬のような症状を押させる薬が効きます。

ただ、鼻炎薬は口の中やのども乾燥してものすごく喉が渇く、といった副作用があります。

ペパーミントやユーカリなどの精油を、マグカップのお湯に1滴たらして蒸気を吸い込んだりすると

すっきりはしますが、個人的には、しっかり鼻水鼻づまりを止められるほどの効果は感じられませんでした。

精油を使う場合は、現役を直接肌、粘膜につけないように注意してください。
鼻の下などに塗っていいいのは、2%以下濃度で、キャリアオイル(ホホバオイルなど)に希釈したものです。

自律神経のバランスを整える

自律神経は、気圧だけではなく、気温、湿度などさまざまな外部環境の影響を受けますから、

低気圧が来ても全く影響ない

という状態にするのはムリですが、

普段から、

朝起きて活動するときや運動時、危険が迫ったときには交感神経優位

夜休むとき、リラックスした時には副交感神経優位

と適切に切り替わるようになっていれば、気圧の変化で体調が大きくぶれにくくなります。

逆に疲労がたまっていたり、ストレスがあったりすると、環境の変化の影響を植えやすくなります。

当たり前のことですが、

  • 規則正しい生活
  • 食事をきちんと摂る
  • 夜は湯船につかってゆっくりお風呂に入る
  • 適度に運動する

といったことが大切です。

また自律神経の働きを整えるツボもありますので、
普段から指圧したり、お湯を入れたペットボトルでペットボトル温灸をするとよいでしょう。

低気圧 鼻水 ツボ

ペットボトル温灸は気圧が下がる前(下がり始め)に行うと不調の予防効果があります。

ペットボトル温灸のやり方

ホット用(必ず、蓋がオレンジ色のホット用を使ってください)のペットボトルを用意します。

ペットボトル温灸に使うお湯の温度は80℃です。
お湯を沸かし、沸騰直前のお湯2に対して水1を入れると、だいたい、80℃になりますので、そのお湯を、ペットボトルに入れます。

お湯がこぼれてもよいように、シンクの中で、ペットボトルの8割くらいにお湯を注ぎ、蓋をしっかりしめます。

このお湯を入れたペットボトルを、ツボに当てます。
普通のお灸に比べると当てる面積が大きいので、だいたいの場所で大丈夫です。

3秒程度当ててはなす、を3回繰り返します。

※ポイントと注意
ペットボトル温灸をやるのは1日に1回。やりすぎると湯あたりのようにだるくなったりすることがあります。

洋服や下着の上からではなく、直接肌に当てて、「あつっ!」となったら離します。

湯たんぽのように当てっぱなしにするのではなく、当ててはなす、を繰り返えします。

自律神経を整えるツボ1・内関

内関は、手首にある2本の腱の間の、手首の曲がりじわから指3本分程度下がったあたりにあります。

自律神経を整えるツボ2・完骨

完骨は、耳の後ろの、骨の乳状突起の指一本分下にあります。

自律神経を整えるツボ3・風池

耳の後ろの、ぽこっと飛び出ている骨から2~3cm内側の首の骨の方の触るとややくぼんでいる所です(左右にあります)。

鼻水を止めるツボ1・上星

髪の生え際の中心から2cm程上がったところです。

そのまま頭頂部に向かう先と両耳をつなぐ線がぶつかった場所が百会(ひゃくえ)ですが、上星と百会の間くらいにペットボトル温灸をするのもよいです。

台風・雨で鼻水が止まらない理由と対処法とは? まとめ

台風や雨の日の、鼻づまり、鼻水などの
鼻の症状は

低気圧の影響によるものであることが多いです。

ゆっくりと下がっていく場合はいいんのですが、大型の低気圧が近づいて急激に気圧が下がった場合に

こうした症状が出ることがあります。

出てしまった症状には対症療法を行うしかないのですが、

ペットボトル温灸などを補助で使いながら、普段から自律神経のバランスを整えるような生活習慣を身に着ける、

ということも大切です。




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