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血糖値上昇防止と便秘解消だけじゃない、冷ご飯でやせる理由

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厳しい糖質制限をしなくても
ご飯を冷やして食べるだけでやせられる
冷ご飯ダイエット
が注目されています。

冷ご飯ダイエットとは?

冷ご飯ダイエットとは、

炊いたご飯を冷蔵庫で5時間ほど冷やして食べる

というダイエット法です。

冷やすとご飯の中のでんぷんが
難消化性でんぷん=レジスタントスターチ
という物質に変わります。

レジスタントスターチには

  • 普通の炭水化物よりも消化吸収されにくく
    消化によって消費されるカロリー量が多い
  • 消化吸収されにくいので食後血糖値が上がりにくく
    インスリンが分泌されにくくなるので脂肪の蓄積が防げる
  • 消化に時間がかかるため満腹感が得られやすい
  • 次の食事による血糖値も上がりにくくするセカンドミール効果がある
  • 一緒に食べた食べ物の糖や脂質を胚珠させやすくする
  • 腸内で善玉菌のえさとなって腸内環境を整える

など、食物繊維に似た、
ダイエットをサポートする効果があります。

そして、もう一つ

レジスタントスターチは
腸内細菌によって発酵して
短鎖脂肪酸に変わる、という性質があります。

この短鎖脂肪酸にもダイエット効果があるんです。

短鎖脂肪酸とは?

油脂を構成する成分は、
炭素がつながっている数によって

炭素数12以上:長鎖脂肪酸
炭素数8~10個:中鎖脂肪酸
炭素数6個:短鎖脂肪酸

と呼ばれています。

一般的な油は長鎖脂肪酸で、

ココナッツオイルに含まれていて
分解されやすく太りにくい、と言われてるのが
中鎖脂肪酸。

そして鎖脂肪酸には
脂肪細胞に働きかけて、
脂肪の蓄積を抑制するという効果があります。

食べものからは摂りにくい短鎖脂肪酸

短鎖脂肪酸が含まれている食べ物は限られており、

含まれている食べ物は酢やバターなど、
それ自体をたくさん摂ることが難しいものです。

そこで短鎖脂肪酸は、食べ物で摂るよりも
腸内細菌によって体内で作り出したほうがよいのです。

短鎖脂肪酸に変わるのは、

水溶性食物繊維
オリゴ糖
レジスタントスターチ

など。

短鎖脂肪酸には
酢酸、プロピオン酸、酪酸など
の種類があり、

食物繊維の種類によって
作られる短鎖脂肪酸の種類が変わります。

レジスタントスターチから作られる短鎖脂肪酸は
酪酸が多く、

酪酸には大腸のエネルリー源になり、
腸の収縮運動を高めて、お通じをよくする、
働きがあります。

お米の種類がポイント

冷ご飯にすると
お米の中のでんぷんがすべてレジスタントスターチに
なるわけではありません。

お米にはアミロースとアミロペクチン
という2種類のアミノ酸が含まれていますが、

最近人気のモチモチしたご飯になるお米は
アミロペクチンの量が多く、

残念ながらこうしたお米のご飯は
冷やしてもレジスタントスターチの量があまり増えません。

日本のお米の中で、
一般的に手に入りやすいものではコシヒカリで、
こちらの方が、ミルキークインなどのモチモチ系のお米より
比較的アミロースの量が多いのですが、

それよりも寿司米などにする
ササニシキ系のお米、

アレルギー対応のためにアミロペクチンを少なくしている
ゆきひかりなどのお米のアミロースの量が多く、

さらに、ンディカ米やタイ米のような
形が長くてパラパラしたお米の方が
レジスタントスターチは多くなります。

血糖値上昇防止と便秘解消以外だけじゃない、冷ご飯でやせる理由 まとめ

冷ご飯ダイエットには、

レジスタントスターチの効果による
ダイエット効果があります。

レジスタントスターチが腸内で発酵してできる
短鎖脂肪酸には、

脂肪細胞に作用して脂肪の蓄積を防ぐ
腸の蠕動運動を促す

また、病原菌への感染を防ぐ
といった効果があります。

冷やしてより多くの
レジスタントスターチができるのは

モチモチしていない
パラパラしたお米で、

最近流行っている、「冷めてもモチモチでおいしいお米」は
レジスタントスターチはあまり増えません。

参考にしてみてください!




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