食べてすぐに寝るのは太る、と言われますが、
ある条件を満たしたゴロ寝をして逆にダイエットすることができます。
その条件とは?・・・
この記事の目次
ゴロ寝ダイエットとは?
ゴロ寝ダイエットは、消化器内科医の野村喜重郎医師が勧めるダイエット法。
「サタデープラス」や
「林先生の初耳学」など、
テレビ番組でも紹介されています
食後15分~30分、体の右側を下にして、頭と足を高くして、ゴロ寝すると、代謝がアップしてヤセ体質になる、といいます。
痩せ体質を作るポイントは「肝臓」
食後のゴロ寝で痩せ体質になるポイントは、肝臓の働きを活発にすることです。
人間の体の中でもっともエネルギー消費量が多いのは肝臓で、全体の27%を占めています。
ダイエットには大きな筋肉を使い、代謝を高めるのが有効、と言われますが、
筋肉のエネルギー消費量は全体の18%なので、肝臓の方が多いのです。
(でも運動で筋肉を使い、鍛えることも代謝アップには大切です。)
肝臓は、さまざまな代謝を担う器官で、食後は胃腸とともに肝臓にも血液が集まってその働きが高まります。
食べてすぐにしばらくの間横になって休むことで、体の末端に血液が分散せず、肝臓に血液が集まりやすくなるので、働きが活発になり、消費されるエネルギー量が多くなるのだそう。
(逆に食後すぐの入浴やマッサージがNGなのは、血液が全身にめぐって胃腸や肝臓に集中しなくなるためです。
ダイエット効果がアップするゴロ寝の重大ポイントとは?
なんとなく横になって休むだけよりもダイエット効果がアップするゴロ寝のポイントは3つ。
先にも書いていますが、
1.食後15分~30分
2.体の右側を下にして寝る
3.頭と足を高くして寝る
ことです。
寝る時間は食後15~30分
食後30分程度でインスリンが分泌されるので、30分以上寝てしまうのはダメ。インスリンの分泌が増えるころには活動していないと、脂肪が蓄積されやすくなってしまいます。
また、ぐっすり寝てしまうと、消化器の活動も休んでいるので、食べものの消化が進まず、起きたときにスッキリしない、胃がもたれる、
ということになりがちです。
食後すぐに横になって15分から、遅くても30分後には多き上がるようにしましょう。
横になる前にコーヒーを飲んでおくとちょうど20分後くらいに効いて起きやすくなります。
体の右側を下にして寝る
肝臓は体の右側にあるので、体の右を下にして寝ると、肝臓に血液が集まりやすくなります。
また、胃の出口も右側にあり、右が下になると自然に食べ物が十二指腸に送られやすくなり消化の効率が良くなります。
頭と足を高くして寝る
食後のゴロ寝では、水平に寝るのではなく、頭と足をそれぞれ20㎝程度高くします。
こうすると、体が緩いV字になり、消化器官がありお腹が一番低い位置になります。
このことで、肝臓をはじめ、消化にかかわる臓器に血液が流れやすくなります。
また、食後すぐに横になると食べものが逆流しやすい人もいますが、上半身を少し高くすることで逆流を防ぐことができます。
肝臓を温めてダイエット効果アップ
肝臓の活動を活発にする方法として、夜寝る前など、
肝臓を温める
と効果的です。
温めるものは、使い捨てカイロ、
温シップ(蒸しタオルを適当な大きさにたたんでポリ袋に入れて服の上から当てる)まどですが、
両手を右側のみぞおち(肝臓があるあたり)に載せて、手で温めるだけでもある程度の効果があります。
まとめ
ダイエットするためのゴロ寝は、
1.時間は15~30分
2.右を下にして寝る
3.頭と足を少し高くして寝る
のがポイントです。
肝臓の働きが活発になると、代謝が良くなってエネルギーを多く消費するので痩せやすくなります。
また、肝臓を温めるのも効果的です。