カキ氷を食べたらキーン頭痛が・・・
これを防ぐ方法や
頭痛になってしまった時の治し方とは?
どうしてかき氷で頭痛になるの?
かき氷だけではなく、
マックシェイク、スタバのフラッペチーノ、
アイスクリームなどの、
凍っているような温度の食べもの、飲みものを
飲み込むときに、
鼻の奥からこめかみ、側頭部にかけて
キーンとなって痛い、
という経験がある人は多いのではないでしょうか?
この頭痛、実は医学的にも正式な名称があり、
アイスクリーム頭痛、と呼ばれています。
かき氷やアイスクリームで頭痛が起きる理由は、
極度に冷たいものが喉の奥を刺激した時に、
顔や口の中の知覚をつかさどる三叉神経が
脳に伝える刺激が、冷たさではなく痛みに
勘違いされるため、
(ちなみに三叉神経は歯痛を感じる神経でもあります)
という説と、
喉の奥が急激に冷やされることで、
その近くにある頸動脈が収縮し、
体が冷えた、と勘違いされて、
その後今度は急に血管が拡張するので
一時的な炎症が起こり、
そこで放出された炎症性物質が
三叉神経などに感知されて頭痛になる、
という説とがあります。
血管が拡張することで生じる頭痛は
片頭痛とよく似ており、
実際に、片頭痛がある人は
かき氷などを食べたときにキーンという頭痛を
感じやすく、
そのまま片頭痛が誘発されてしまうこともあります。
アイスクリーム頭痛を防ぐには?
急に喉の奥にマイナス何度、という冷たいものが
やってきて急激に冷やされることが
刺激となって頭痛が起きています。
夏の暑い日ほど症状が出やすいのも
気温が高くて体温が上がっているところに
冷たいものを飲み込み、温度差が激しくなるためです。
口の中で溶かしながらゆっくり食べる
ホットコーヒーや温かいお茶などを飲んで口の中を
温めながら食べる
という対策をすると頭痛予防になります。
また、口の中が急に冷えるのが刺激になるので、
あらかじめ、冷たい飲み物を飲んでから食べるとよい、
という説もあります。
よく天然氷のかき氷では頭痛にならない、といいますが、
これは氷の成分の問題ではなく、
天然氷のかき氷はふわふわして空気をおおく含み
あまり急激に喉の奥が冷えないためのようです。
アイスクリーム頭痛になってしまったら治し方は?
アイスクリーム頭痛は普通は数秒から数分で収まりますが、
痛みがある間はけっこうツライので
一刻も早く痛みを抑えたいですよね。
すぐに効く方法として、
かき氷の器、
ペットボトル、
氷入りの飲み物のグラスなど、
冷たいものをおでこに充てる
という方法があります。
急に冷たいものを飲み込んだことで
冷たさと痛みの神経伝達が混線しているため、
おでこを冷やすと、「冷たい」という感覚に変わって
痛みが和らぐのだそうです。
かき氷で頭痛にならない方法と治し方って? まとめ
かき氷で起きる頭痛は
急に冷たいものが喉を通ることなので、
予防するには
少しずつ食べたり
温かい飲み物を合わせたりするのがよいです。
あまり急いで食べるとおなかも冷えて
消化器にもよくありませんよね。
また頭痛になってしまったら
おでこを冷やしてみてください。