かつては給食でも指導された
「三角食べ」は太りやすい食べ方?
その理由とは・・・?
三角食べとは?
三角食べとは、ごはん、主菜、副菜(汁物)
がそろっている和食の「定食スタイル」独特の食べ方で、
それらを順番に均等に食べていく食べ方です。
さらに順番だけではなく、
おかずを口に含みながらごはんも口に入れて
おかずの味で白米ご飯を食べる、
口中調味をすることもふくみます。
給食で指導された三角食べ
1970年代ごろ、小学校の給食で
三角食べをするように指導されました。
三角食べに対して、
おかずだけ、汁物だけ、ごはんだけ、
を1品ずつ食べる食べ方を「ばっかり食べ」と言いました。
今の40代以上の世代では三角食べが習慣になっており、
三角食べがマナーである、
と考えている人も多いようです。
しかし当時の給食は、
炭水化物はパンが多く、
必ず牛乳がついてきたので、
ごはんが主食の時にも、牛乳、おかず、ごはんを
順番に食べる、という本来の和食の味ではない食べ方を
することにもなっていました。
三角食べは太る?
この三角食べは、実は太る原因になってしまう
食べ方です。。
というのは、
- 濃い味のおかずをご飯を一緒に食べるため、つい、ご飯を食べ過ぎてしまう。
- 食事の最初の方からごはんを食べるため、血糖値が上がりやすい。
- 汁物でご飯を流し込むように食べてしまうことがあり噛む回数が少なくなる
といったことがあるためです。
ダイエットや健康のためには、
ベジファースト、食べる順番ダイエットで言われているように、
汁物→野菜のおかず→肉・魚などのたんぱく質のおかず→ごはん
の順に食べることで
血糖値の急激な上昇を防ぎ、
また、ごはんを食べる前にお腹がいっぱいになったら
ご飯の量を減らすことが必要です。
三角食べとばっかり食べ、マナー上はどうなの?
三角食べはマナーという意見もありますが、
和食でも、コース料理の場合は
一品ずつ運ばれてきてそれを順番に食べます。
もちろん、和食ではない場合は
三角食べのような習慣はありませんので、
これが特にマナー上正しい、ということはなさそうです。
三角食べは太るもと?アラフォー以前の世代は注意! まとめ
子供の場合は、1品ずつ食べていると
食べたものに偏りが出てしまうことがありますが、
大人であれば特に三角食べにこだわる必要はないでしょう。
給食で三角食べを指導された世代はこれが正しい、と思い込んでいる
ことがありますが、マナー上も(まだ議論があるところですが)
三角食べのような食べ方が正しい、という絶対の根拠はありません。
ダイエットや健康のためには
汁物や野菜から食べていき、ごはんは最後に、
という食べ方の方が適しています。