同じような体型なのに、
二の腕ほっそりの人とむっちり・タプタプな人。
この違いは「肩の位置」にあるそうです。
この記事では、
2016年7月10日放送「この差って何ですか?」で紹介された、
二の腕が太い人・細い人の差と、肩の位置の違い、1週間で腕を細くできるエクササイズの備忘メモと、
「この差って何ですか?」では説明がなかった「スマホ巻き肩」による二の腕むっちりを解消する方法を合わせてまとめています。
この記事の目次
肩の位置で二の腕の太さが変わる?!
「この差ってなんですか?」での解説は、磯部美容整体Vセンター・整体師、磯部昭弘さん。
どちらかというと体格は細めなのに、
二の腕が細い・太い
の差が出るのは、
肩の位置の違いにあります。
真横から見て耳よりも前に肩がある人は二の腕が太くなってしまう、とのこと。
そもそも二の腕の筋肉はたるみやすい
その理由は、腕の外側にある筋肉、
上腕三頭筋にあります。
二の腕には
内側にある上腕二頭筋
外側にある上腕三頭筋
という2つの大きな筋肉があります。
このうち、上腕二頭筋は物を持ち上げるときなどに使われ、
「力こぶ」になる筋肉です。
買い物袋を持つ、など日常のちょっとした
動きでもよく使われています。
これに対して、上腕三頭筋は
肘を伸ばしたときに収縮する筋肉で
日常生活ではあまり使われることがありません。
つまり、
上腕三頭筋・・・現代の日常生活では使い機会が少ない筋肉
なんですね。
あまり使われない筋肉の上には脂肪や老廃物がたまりやすくなります。
さらに肩をまっすぐの位置にしたときと
耳よりも前にしたときとで比べると、
肩が前にあると、上腕三頭筋(上での外側)はやわらかく、使われていない状態になります。
ですから、肩が前にあると、上腕三頭筋はますます使われず、脂肪や、老廃物・水分が溜まりやすくなり二の腕が太くなってしまうのです。
肩の位置と二の腕のたるみ
肩が横から見たときに体の中心にある状態の時
肩が前に出ている時
にそれぞれ、上腕三頭筋に触れると、
肩が体の中心にある時は、上腕三頭筋は引き締まって少し固く感じますが、
肩が前に出ている時に触れると、ふにゃふにゃしています。
普段、肩が前に出ている人は、上腕三頭筋がほとんど使われていない状態になり、
脂肪がついたり、リンパの流れが滞ったりして、二の腕が太くなります。
知らず知らずのうちに、肩が耳の位置よりも前に出てくるのは
パソコンやスマホを長時間使うなど、前かがみになる姿勢が続くこと
が原因であることが増えています。
使われていない上腕三頭筋を引き締めて1週間で二の腕を細くするエクササイズ
上腕三頭筋を鍛えて細くする方法
1.背もたれのある椅子に深く座ります。
2.背もたれの後ろに両腕を回し、手のひらどうしをくっつけます。
この時に雑誌や本を両手で挟む効果がアップします。
雑誌や本の重さで強度を調整できます。
3.手のひらをくっつけた状態で
20秒間キープします。
※朝・晩3セットずつ行います。
この方法は、上腕三頭筋が鍛えられて引き締まるだけではなく、
腕を椅子の背もたれの後ろにすることで、耳より前になってしまっている肩の位置も調整しています。
巻き肩でムダに筋肉を鍛えてしまっていることも
「この差ってなんですか?」では
肩が前にある=上腕三頭筋が使われていない
ということだったのですが、
肩の位置にが前にあるだけではなく、さらに前方に倒れ込み肩先が巻き込まれたような
巻き肩
になっていることもありますよね。
2016年6月8日放送「ソレダメ!~あなたの常識は非常識」では
スマホ巻き肩=長時間スマホやPCの画面を見ているために姿勢が悪くなる、猫背・巻き肩になっている
の人は、
二の腕が太くなる、という内容がありました。
パーソナルトレーナーの兼子ただしさんによると、
巻き肩になっていると、いつも腕を内側にねじっている状態なので、
知らず知らずのうちに、腕の外側の筋肉を鍛えてしまっているのだとか。
さらに、肩が巻き込まれていると
鎖骨下の太い血管や、わきの下のリンパの流れも悪くなるので、
腕がむくんだり、脂肪がたまったりしやすくもなります。
自分が巻き肩かどうかは、真横から見なくても
鏡で正面から見ることでチェックできます。
まっすぐに立ち、
腕の力を抜いて自然におろした状態で
手の甲が真横よりも前に向いていたら巻き肩
手の甲が真横よりも外側に向いていたら巻き肩ではない
ということに。
巻き肩の場合、二の腕を細くするには、
次のストレッチが効果的です。
スマホ巻き肩を直して二の腕を細くするエクササイズ
1.まっすぐに立った状態で、手の平が外に向くように二の腕をねじります。
2.1の状態で10秒間保ちます。
3.次に、二の腕は外にねじったままで、
肘から下を内側に向けます。
4.肘から下を内側に向けて10秒保ちます。
1~4を1日に3セット行います。
肩はまっすぐで肘から下は体側に向いている、という
状態をストレッチしながら形状記憶し、
筋肉のこわばりをとって細くする効果があります。
まとめ
「この差ってなんですか?」「ソレダメ!」での説明は、それぞれ
肩の位置が前にあることで上腕三頭筋がたるむ
巻き肩になっていることで腕はねじられて無駄に使われて太くなっている、
と、違う説明でしたが、
実際にやってみると、どちらも、肩の位置を元の位置に戻す効果はありそうでした。
現代では、肩が前に出ている、スマホ巻き肩の人は非常に増えている、
ということなので、
チェックしてみて、そうかも!と思ったら、
両方のエクササイズをするとよいかもしれませんね。