多摩地区の人にとっては幼稚園や小学校の遠足で1、2回は行ったことがあるはずの「多摩動物公園」。
最近では、
アジアではここにしかいない、タスマニエデビルや、アニメ「けものフレンズ」のメインキャラのモデル、サーバルキャットで人気が出ています。
動物園に行こう!と思って気になるのはお天気。
「次の休日には多摩動物公園に行こう」予定していて、朝から雨が降っていたら、行っても大丈夫?日にちを変えた方がいい?
この記事では、できるだけ検討する材料になるようなことをまとめました。
この記事の目次
基本的な注意点
多摩動物公園は広く、1周すると7kmくらいあります。また、日野市の丘陵地帯にあるために坂道が多いです。
町中にある、上野動物園や天王寺動物園と違って、ある動物をみたら、次の動物を見るためには結構歩きます。
ですから、雨の日に行くなら雨具、雨靴は必須。
写真を撮るには、両手があくように、レインコート(ポンチョ)を使ったほうがいいでしょう。
多摩動物公園の屋内展示施設
多摩動物公園には、
昆虫館とコアラ館
の2つの屋内展示施設があります。
昆虫館は「虫はどうしても苦手」という人には厳しいと思いますが、
それほどディープに昆虫が好き!という人でなくても、温室内でチョウが飛び交う様子が楽しめます。
また毎日11:30がハキリアリのエサの時間なので、めずらしい、ハキリアリがえさを食べる様子を観察することができます。
「コアラ館」も屋内で、複数の動物を観察して過ごせる場所です。
コアラだけではなく、
フクロモモンガやオーストラガマグチヨダカなど、他の夜行性動物もいます。
リスくらいの大きさのフクロモモンガ。
夜行性動物のすまいは暗くなっていますので、目が慣れるまでみづらいかもしれませんが、じっくり、観察してみてください。
コアラは、主食であるユーカリを消化・分解するため、
あまり活発に動く動物ではなく、日中はほとんど寝ています。
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たいていは、ユーカリの葉っぱに埋もれて寝ています。この姿もかわいいんですよ^^
「やっぱり動いているところが見たいなー」という人は、
毎日13:30、ユーカリの葉の交換時間に合わせて行きましょう。
飼育員さんが、一度全部のユーカリを片付けますので、コアラがとても見やすくなります。
その後、葉っぱを食べる様子も見られますよ。
屋根の着いた場所から動物を見ることができる場所はある?
アフリカゾウ
チンパンジー
マレーバク
モルモット触れあいコーナー
(通常13:00~14:00 休日など混雑時は整理券制、真夏は休止することがあります)
モグラの家
コツメカワウソ
シロテテナガザル
オランウータン
ユキヒョウ
マレーバク舎は、ウォッチングセンターの無料休憩所に近いので、雨の日も行きやすい場所です。
屋内観覧スペースから、
プールで泳ぐマレーバクを見ると、水中の足の動きもよくわかります。
チンパンジー舎も、屋内から見る場所があります。
チンパンジー達が雨を避けて、ひさしのある場所に集まってくるので、ガラスの近くから観察できます。
雨をしのいで休めるレストランや休憩所はあるの?
食べもの・飲みものを買ったり、持ち込んだお弁当を食べられる主な休憩所は
ウォッチングセンター
アフリカ園「サバンナ・キッチン」
コアラ舎下売店&無料休憩所
その他、屋根付きの屋外休憩所が複数あります。
多摩動物公園のレストランや休憩所については、詳しく別記事にまとめました。
雨の日の動物園はつまらない?
実は、雨の日の方が活発になる動物たちがいます。
マレーバク、インドサイ、アジアゾウ(スリランカゾウ)など、
普段から、水浴びや泥浴びが好きな動物たちは、
雨が降っても元気です。
多摩動物公園のスリランカゾウは、
午前中:アヌーラ(65才・国内最高齢アジアゾウ)
午後:アマラ(13才)、ヴィドゥラ(11才)
※年齢は2018年9月現在
※アヌーラは、高齢のため建設中の新アジアゾウ舎の完成した室内(より快適な環境)に移動して、現在はモニターで様子を見ることができます。
アマラとヴィドゥラは人間でいうと、そろそろ大人になるくらいかな、という若いカップルで、活発に動きます。
雨の日はびっくりするほどテンションが上がっていることがあります。
(泥だらけになってはしゃぐ二頭。
ただ、あまりにも雨脚が強いと、泥ですべって危険なので、寝室に収容されます)
これが見られたら超ラッキー!アジアゾウの、トレーニングと足のお手入れです。
「雨だから見られる」というわけではなく、「雨の日でもよほどの荒天でなければ実施している」ものなんですが、
お客さんに見せるためにやっているわけではないため、お知らせなどは出ていません。
2018年夏は、だいたい、お昼ごろやっていました。
アミメキリン、サーバル、チーターなどは雨は苦手のようです。
「モルモットとのふれあい」は雨の日は中止です。
お待たせしました。モルモットたちの健康管理のために休止していた「モルモットふれあいコーナー」ですが、明後日、15日(土)より再開いたします。土曜日なので「整理券方式」、なかよし広場向かい側のモルモット舎で配布。なお雨天中止の催しです。ちょっとお天気が気がかりhttps://t.co/BrzTG5Ntfg pic.twitter.com/AFqxYJQi3d
— 多摩動物公園[公式] (@TamaZooPark) 2018年9月13日
私も、屋根がついている場所なので、雨でも実施、かと思っていました。ご注意ください。
子どもが遊べる場所はある?
埼玉県こども動物自然公園や、よこはま動物園ズーラシアは、
子どもが遊べるアスレチック、遊具を置いた広場がありますが、
多摩動物公園には、もともと、そういった公園っぽい遊具はないんです。
多摩動物公園駅前には、
京王電鉄の「レールランド」、「ハグハグ遊びの森」という、
子ども向けレジャー施設があります。
動物園回るのはちょっと無理だな、という天気になってしまったら、そちらに行ってみるといいかもしれませんね。
「ハグハグ遊びの森」では、
遊具で遊ぶために、ズボン・靴下が必要です。
利用料金や利用規約は公式サイトをご確認ください。
多摩動物公園「雨の日に行っても楽しめる?」 まとめ
動物園は屋外レジャーですから、
お天気の良いに行かれるに越したことはないのですが、
多摩動物園の場合、昆虫館、コアラ館では屋内で見ることができますので、
大人だけで行く場合や自分で歩ける子どもと一緒に行くのでしたら、
雨でもそれなりの楽しみ方ができると思います。
ただしお子さんに人気の「モルモットとのふれあい」は雨の日は中止です。
雨が降らなくてもベビーカーや抱っこが必要な乳幼児が一緒だと坂道を歩くのが大変な施設なので、
特に、ママと赤ちゃん、パパと赤ちゃん、というワンオペになる場合は、
雨が降ってしまったら日程を変えた方がいいかもしれません。
参考にしていただければ幸いです。