2017年1月28日放送「世界一受けたい授業」で
花粉が飛ぶ前から食べ続けると花粉症対策ができる食べもの
2分で鼻詰まりを解消する方法
が放送されたので、覚書しておきます。
講師は、東京厚生年金病院の石井正則医師です。
【著書】
この記事の目次
石井正則医師がこれまで番組で紹介した花粉症によい食べもの
石井正則医師は今までも「世界一受けたい授業」で
花粉症対策について授業をしています。
その中から、「食べもの」に関する内容をまとめました。
花粉症対策になる食べものとは?
石井正則医師が、
花粉が飛び始める前から食べ続けると花粉症の症状を緩和できる食べもの
として紹介されたのは、
レンコン
でした。
レンコンに含まれるポリフェノールには
花粉症のアレルギー症状に関係する
IgEの量を減らす作用があるそうです。
埼玉医科大学の和合治久教授の研究では
花粉症のある人にレンコンを食べてもらったところ、9週間後にはIgEの量が減った、という結果が出ました。
(和合教授は音楽療法と食事療法の研究をしている方なんですね)
レンコン+乳酸菌でさらに効果がアップ
レンコンだけではなく、
レンコンと乳酸菌を合わせて摂ると、
花粉症症状を抑える効果がさらにアップするそうです。
レンコンと乳酸菌を合わせて2週間摂った場合、
70%の人に症状軽減の効果があった、といいます。
甘酒にレンコンをプラス
番組で紹介したおすすめのレンコンの摂り方は、
甘酒に皮ごとレンコンをすりおろして入れること。
レンコンのポリフェノールは皮により多く含まれているので、よく洗って、皮ごとすりおろします。
スタジオの試飲の感想は「飲みやすい」というもの。
レンコンのすりおろしだけを熱湯で溶いても
ほんのり甘くて葛湯のようになるので、甘酒との相性は良いでしょうね。
レンコンにはムチンという、胃の粘膜などと同じ多糖類が含まれているので、
粘膜を花粉の刺激から守る作用もあるそうです。
ただし、
2週間摂取後、70%の人に花粉症症状の軽減が認められた、
という実験では
レンコン甘酒を飲んだわけではありません。
この実験では、レンコンの抽出エキスと乳酸菌を配合したものを用いた、ということなので、
(参考URL http://www.allergy.co.jp/about.html)
レンコン甘酒を飲めば、全く同じような効果があるかどうかは分かりません。
和合教授の研究を元にした、「乳酸レンコン」は商品化されています。
この記事は、2017年1月28日放送「世界一受けたい授業」のメモですが、
その後解析方法が進歩して、動物の消化器粘膜に含まれるムチンと、植物のネバネバ成分の多糖類とは違うもの、となったそうです。
2分間で鼻づまりがスッキリする方法とは?
昨年までの放送では、石井正則医師はヨガ、花粉症体操などを紹介してきましたが、
今回の方法は、
たった2分で鼻づまりがすっきりする
という方法です。
2.頭の後ろのでっぱりから、指4本分くらいさがったところ
(うなじの生え際)を左右から指でぎゅっとつまみます。
3.そのまま2分間キープします。
首の付けねの、髪の毛の生え際のあたりに、
鼻の中に続く交感神経があり、
そこをつまんで刺激することで、膨張した鼻粘膜を収縮させる作用があるそうです。
【2017】花粉症に効く食べものと2分間で鼻づまりがスッキリする方法「世界一受けたい授業」石井正則医師 まとめ
このコーナーの前半で、
イライラしやすい人は花粉症になりやすい
というのがあって、その理由が
イライラすると年齢に関係なく加齢集が出て、ダニが集まりやすくなり、
ダニが原因となるハウスダストアレルギーの人は花粉症を起こすことが多いため。
ということだったのですが、
確かに、アレルゲンに曝露されることが多いとアレルギーを起こす可能性は高くなるとは思いますが、
ハウスダストが集まる=アレルギーになる
はちょっと飛躍があるかな、と思います。
イライラしやすい人(ストレスが多い人)は
花粉症に限らず、何かと不調は出やすいですけれどね。
レンコンが花粉症に良い、は
レンコンのすりおろしを熱湯で溶いたものは、
昔からレンコン湯として呼吸器の不調に用いられていたので
なんとなく納得できる気がします。
実験で使われた
レンコンエキス+乳酸菌と
レンコン+甘酒は
有効とされる成分の量や質が違うので、
まったく同様の効果があるかは分かりかねますが
レンコンも甘酒も一般的な食品なので食べて危険なものではなく、
甘酒にはダイエット効果もある、と言いますし、
何よりも
昨年紹介された「みかんの皮とドリンクヨーグルト」よりは
断然おいしいので続けやすいですよね。
また、2分間で鼻づまりを解消する方法は、鼻づまりの時に試してみたところ
自分は、「ペットボトルを脇に挟む」という方法よりは効果が感じられました。