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顔汗に困ったら・ピタッと止める方法とは?

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顔やワキなどの汗に困ったとき
ピタッと止める方法です。

顔から汗をかく理由とは?

激しい運動をしたときや非常気温が高い時などは
顔を含めて全身に汗をかくのは普通ですが、

体の他の部分には汗をそれほど書いていないのの
顔だけ汗が多い、ということがあります。

汗をかくのは気化熱によって体温を下げるためです。

普段、運動不足や湯船に入って体を温める習慣がない、
など、汗をかきなれていないと、

心臓から遠くて冷えやすい
下半身や腕などの汗腺があまり働かず、
動きが多くて心臓に近い顔からの汗が多くなることがあります。

同じ理由で、こうしたタイプの顔汗をかく人は
ワキからの汗も多いことがあります。

また、精神的なストレスによっても
顔、ワキからの汗が増えることがあります。

※特に暑さを感じないときやリラックスしているときでも
常に顔に大量の汗をかいて日常生活に差しさわりがある、
という場合は「顔面多汗症」という病気であることがあります

また、女性の場合後年衛障害の症状の一つとして
顔がほてったり顔汗が増えたりする、
ホットフラッシュという症状がでることがあります。

この場合、病院で診察、治療を受けることをおすすめします。
この記事では、それほどではないけれど、
顔からの汗が気になる、というケースの対処法をまとめました。

顔汗はベタベタしている?

体のほか部分はたいして汗をかかないのに
顔だけ汗が多い、という場合、
顔の汗がベタベタして感じられる、という人が多いと思います。

体温調節のためには汗がスムーズに蒸発することが
必要なので、

暑いときにかく汗は普通、
サラサラした水のような状態で、
実際に含まれているミネラルも少ないのです。

汗はもともと血液から赤血球、白血球などを
除いた血漿(けっしょう)なのですが、

血漿がそのまま出て行ったのでは、
体にとって必要なミネラルも失われたり
ミネラルバランスが崩れたりしますので、

汗腺(エクリン腺)には、
水分とごく少量の塩分だけを残して
ミネラルを再吸収する働きがあります。

しかし、汗をかく機会が少ない場所から出る汗は
普段汗腺が使われていないため、
再吸収がうまく行われず、ミネラル分が多く出ていくので、
ベタベタとしていることが多いです。

顔汗を減らすための方法【日常生活】

顔汗をかく原因の一つが、

全身からの汗をかきなれていないこと

です。

こうした人でも、かなり気温が上がったり
たまに運動する機会があったときには全身から
汗をかくのですが、

顔の場合と同じように、
ふだんあまり使われていないところから汗をかくと
ミネラルが再吸収されずにベタベタした汗になります。

必要なミネラルが出て行ってしまうので、
こうした汗の書き方は体にとって負担となり
夏バテや、熱中症が悪化する原因にもなります。

普段から

適度な運動をする
お風呂で湯船に入る

といった方法で、汗をかきなれておくとよいでしょう。

お風呂に入るときには、
半身浴よりも、

42℃程度のやや熱めのお湯に肩まで入る全身浴で、
3~5分程度浸かり、出たら同じだけの時間休憩する
を繰り返す「高温反復入浴法」を行うと、

水圧によるマッサージ効果もあって血流量が増え、
汗をかきやすくなります。

顔汗を減らすための方法【体を冷やす】

とにかく、今すぐに顔汗を何とかしたい、
という場合は、

首の横(頸動脈)
を冷やすのが効果的です。

首の横には頸動脈が通っているので、
ここを冷やすことで、
体の中の温度を下げることができます。

<首の後ろを冷やすの危険?>

首の後ろを冷やすのは危険

という情報を観たことがあることもいるかと思います。

首の後ろを急激に冷やすのが危険、とされる理由は
首の後ろには脳に向かう太い血管があるために
冷やすと脳への血流が悪くなるから、

ということと

首の後ろは体温調節中枢でもある、視床下部に
つながる場所なので、ここを急激に冷やすと

体温調節中枢が「体が冷えているので熱を逃がさないように」
という指示を出し、実際には体温が高いのに、
発汗など体温を逃がす働きが止まってしまい熱がこもってしまうため

とされています。

健康な人であれば深刻に「危険!」というほどの
状態になることは少ないかもしれませんが、

むしろ体の不調につながる可能性もあるので、
冷やすのは首の後ろではなく、
首の横から前にしましょう。

顔汗を減らすための方法【皮膚圧-発汗反射】

ある部分の汗をかきにくくなっている場合、
代わりに他の部分の発汗量が増える

半側発汗(はんそくはっかん)という
現象が起こります。

たとえば、横向きに眠っていると、
下側の汗が減って
上側の汗が増えます。

下になっている側の方が風通しが悪くなって
汗をかきそうに思えますが、

こ下になった側が圧迫されて血流量が少なくなり、
汗が蒸散されにくい状態でもあるので、
実際には汗の量は減ります。

一方で、上になっている側は
圧迫もなく覆われてもいないので、
こちら側からの汗の量が増えます。

このように圧迫されている部分の発汗がへり
代わりに対応した部分からの発汗が増える
ことを

皮膚圧-発汗反射(脊髄反射作用の一種)といいます。

といっても、顔汗を止めるのに
顔を圧迫するなんてできないですよね(笑)。

実は、第4~5肋骨あたりを圧迫すると、
ワキ~顔までの汗を抑えることができるんです。

  • ブラジャーのホックを1つずらしてキツめにする
  • 浴衣や着物の時は棟紐をきつめにする

といった方法で圧を与えればOKです。

この方法は、芸者さんや舞妓さん、
歌舞伎役者などの使っており、
帯を胸高に締めて、顔の汗を抑えているそうです。

着物を着ない場合は
このような「汗止めバンド」を利用するのも手です。

キツいガードルが顔汗の原因?

顔汗やワキ汗を止めるポイントが上半身にある、
ということは

下半身にも下半身の汗を止めるポイントがあります。

腸骨の上を圧迫すると
下半身の汗が止まるので、
座っているとスートの裏地がびっしょり、
といった悩みがある人は

  • 左右の腰の骨の上をつねりながら押す
  • 和装の場合腰ひもをきつめに締める

といった方法で下半身の汗を
抑えることができるのですが、

逆に、ここを圧迫すると、
下半身の汗が減り、
半側発汗によって上半身からの汗が増える、
ということですから、

キツいガードルやジーンズが
顔汗の原因になっていることも考えれます。

運動時には効果がない

皮膚圧-発汗反射は
大脳中枢を通らない反射による現象ですが、

激しい運動などで
発汗による体温調節が必要な場合は
この現象は起きにくくなります。

逆にここで汗を止めてしまうと
体温が下がりにくくなり、
体にとって危険だからです。

運動した後などに
早く顔の汗をひかせたい、というときには、

首の後ろ、わきの下など
太い血管とリンパ節がある箇所を
冷やして体温を下げるとよいです。

また、この反射作用による発汗のコントロールは
運動後の汗にはあまり効果がありませんので、
運動した後の汗を早く引かせるには

「体を冷やす」

を参考にしてください。

汗を止めるツボ

汗を止める効果があるツボを刺激する
方法もあります。

【屋翳(おくえい)】

左右のバストトップの5㎝ほど上にあります。

屋翳は体全体の汗をひかせる効果があります。
半側発汗で、顔汗を止めた代わりに、
下半身からの汗が増えるのは困る、
という人はここを指圧するとよいでしょう。

また屋翳には、女性ホルモンの分泌を
促し、バストアップする効果もあります。

顔汗に困ったら・ピタッと止める方法とは? まとめ

汗は体温調節や代謝のために必要ですが、

顔の汗はメイクも崩れやすくなるし
日やけ度目も流れてしまうので困る、

という悩みがあるのも本当です。

まず、運動や入浴で、
顔ではなく、体から適切に汗をかくように
体を慣らして、

ピンポイントで、
体を冷やす方法や、
半側発汗の作用を利用するといいでしょう。




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