紫外線が肌に良くない、ということは
分かっていても、
ニキビがあると、毛穴をふさいでしまいそうで気になりますよね。
ニキビがある場合の日焼け止めの考え方使い方についてまとめました。
この記事の目次
ニキビがあっても日焼け止めは塗るべき?
ニキビがあったら、なおのこと、
紫外線対策は必要です。
ニキビのもととなっているアクネ菌は
皮膚表面で、コプロポルフィリンという
蛍光性のある物質を排出します。
コプロポルフィリンに紫外線が当たると、
活性酸素の一種である、一重項酸素を作り出します。
一重項酸素は、皮膚の炎症を引き起こし、
ニキビが悪化したり、長引いたりする原因となります。
また、紫外線によって角質が厚くなり、
皮脂の出口をふさいでニキビを作る原因にもなります。
ニキビがあるときの日焼け止めの選び方は?
紫外線対策が必要、とはいっても
日焼け止めもニキビにとって刺激になることがありますので、
選び方には注意が必要です。
にきびがある場合は、
オイルフリー
紫外線吸収剤が入っていないもの
を選ぶとよいでしょう。
アクネ菌は油をエサにして増えますので、
油分が入っていないものや、
アクネ菌のエサになりにくい油分をつかっている、
ノンコメドジェニック、と表示されたものが
おすすめです。
また、肌に負担をかけやすい
紫外線吸収剤を使っていない日焼け止めのほうが
ニキビに刺激を与えません。
ノンケミカル、ケミカルフリー
紫外線吸収材不使用、などと表示されているものが
よいです。
また、落としの古紙があるとニキビの原因になりやすいので、
「石鹸で落とせる」タイプもおすすめ。
日焼け止めの塗り方は?
日焼け止めは塗った直後は肌になじんでおらず、
紫外線をカットする効果を発揮できないので、
外出の20~30分前に塗ります。
顔の場合、クリームタイプではパール粒大、
ジェルや乳液タイプは500円玉分くらいを
出して、
額、左右の頬、鼻、アゴの5点において、
人差し指、中指、薬指の3本の指で伸ばします。
手のひらに広げてから塗るのは大部分が
手のひらについてしまってムダになります。
日焼け止めは途中で塗りなおすこと
日焼け止めは朝塗ったら夕方まで効果があるものではありません。
汗をかいて拭いたり、顔を掻いたりふれたりするだけでも
落ちて行ってしまいます。
特に低刺激タイプはレジャー用やスポーツ用と比べて
密着力は低いので落ちやすくなります。
日焼け止めの塗り直しは2、3時間ごとに行います。
あせや皮脂をタオルハンカチやティッシュで軽く押さえた後、
額、頬、鼻など高くなっている部分日焼け止めを乗せて伸ばし、
メイクをしていう場合はその上からパウダーをはたきます。
このとき、UVカット効果のあるパウダーなら
さらによいです。
1日の終わりにはしっかり落とす
先にも書いたように日焼け止めで紫外線を防ぐことは必要ですが、
日焼け止めは肌への密着力が高いので、
きちんと落とさないと、ニキビの原因になってしまいます。
クレンジングや石鹸でしっかりおとすようにしましょう。