お通夜・お葬式の知らせ、というのはたいてい急です。
そんなときベージュ系やナチュラルなフレンチネイル以外の、
アートやストーンが入ったようなジェルネイルをしていると、困ってしまいますよね。
仏事のマナーから言えば、爪には何もつけてないのがベストなのですが、
2.サロンにいってオフする時間がない
3.自分でオフする時間もない!
などさまざまな状況がありますので、急場をしのげるジェルネイル対処法をご紹介します。
この記事の目次
黒いレースの手袋をつける
お通夜やお葬式の席で、女性は布製やレース製の黒い手袋をするのは可、
とされていますので、黒い布製やレース製手袋でネイルを隠す、という方法があります
ただし、仏式の場合、お焼香では片手だけでも手袋を外すのがマナーなので、遠目でも目立つような色の場合は手袋で隠すのは無理があるかもしれません。日本のお通夜・葬儀はほとんどが仏式ですし。
ピンク系にワンポイント程度のアートが入っているくらいの場合は、お焼香している人の手元をガンミされる、ということはないかと思います。
また、おなじく、仏式の場合に設けられることが多い、
通夜振る舞いや精進落とし、といった食事の席では、手袋を外しますので、
そういう席に出なければならないときも、この方法は難しいかもしれません。
ベージュのマニキュアで隠す
ストーンなどの立体的なアートをしていないのであれば、
ジェルネイルの上からベージュのマニキュア(ネイルポリッシャー)を塗って隠すことができます。
ただ、選ぶマニキュアによっては下の色が透けてしまうことがあります。
安全なのは、プチプラコスメのコーナーで売っているものでいいので、
マットな白とベージュのネイルを購入し、下地として白を塗った上にベージュを重ね塗りする方法です。
カモフラネイル petitといったジェルネイル隠し専用のものを選んでもよいでしょう。
カモフラネイル Petitは、プチプラのネイル白・ベージュを買うよりもお値段はしますが、
お湯で簡単にオフすることができる点が便利です。
ただ、コンビニなどで即、手に入るものではないので、急に連絡があるお通夜の場合、間に合わないこともありますね。
その場合は、普通のポリッシュのベージュを塗るのも手です。
ジェルネイルの上に普通のポリッシュを塗ったら、落とすときにはアセトンフリーのネイルリムーバーを使ってください。
アセトンが入っていると、ジェルネイルを傷めてしまいます。
ストーンや立体モチーフをつけている場合
ストーンや立体モチーフをつけていると、ベージュのネイルではデコボコは隠せません。
ストーンが左右それぞれ、1本ずつくらいであれば、絆創膏か、ベージュのテーピング用テープを巻いて隠しても、遠目にはほとんどわかりませんので、特に、お通夜でお焼香だけして帰る、といった場合はそれで対処できます。
近日中にネイルサロンでお手入れするする予定があるのであれば、
ストーンや立体アートをニッパー(または爪切り)で外し、ジェルネイルの表面をファイルでならしてから、マニキュアを塗ってで色を隠す、という方法もあります。
ジェルネイルを自分でオフする場合
お通夜でお焼香だけ、という立場ではないので、ネイルはオフしなければならない、でもサロンに行く時間がない!
この場合は、自分でジェルをオフします。
プロは必ずと言っていいほど、「自分でオフするのはすすめない」といいますが、毎回自分でするわけではないのですし、緊急事態ですから仕方ありません。
ただし、乱暴に扱うと、爪の表面が傷み、爪も薄くなってしまって復活するまで苦労しますから、爪を傷めないように丁寧に行ってください。
ジェルネイルは、マニキュアの除光液ではオフできませんのでご注意ください。
【用意するもの】
- アセトン入りのジェル専用リムーバー
- アルミホイル
- コットン
- 紙製のジェルネイル用ファイル
- ウッドスティック
【セルフオフの仕方】
1.ジェルの表面全体をファイルでこすって傷をつけます。
2.リムーバーをコットンに浸してネイルを覆います。
3.コットンの上からアルミホイルでぴったり包んで密封します。
4.10~15分放置します。
5.ホイルとコットンを外し、浮き上がってきたネイルをウッドスティックで押してはがします。
爪にダメージを与えずにオフするには、
リムーバーを塗ったジェルを密封することなので、ホイルの上からさらに軍手をして置くのもおすすめです。
もし、コットンをはずした時点で十分に浮いていなかったら、無理にはがさず、再び覆って、さらに5分程度時間をおいてください。
ジェルをオフした後の爪はザラザラになっているので、軽く細目のファイルをかけて、ベースコート、透明のマニキュアを塗っておきます。
派手ジェルネイル・急なお通夜お葬式のときの対処法とは? まとめ
会社の付き合いという関係で出席するお通夜だと、数千円かけてしたばかりのジェルネイルを落としたくない、ということも、あるかと思います。
というか、「落とそうかどうか迷う」というのはそういうケースですよね・・・
繰り返しになりますが、マナー上のベストは「何も塗っていない爪」です。
自分が親族の側に入る場合、とくに配偶者側のお葬式・お通夜の場合はオフしたほうが無難です。
ただ、マナーを守ることはもちろん大切ですが、
爪を傷めてしまうと爪が元の状態に戻るまでも苦労します。
可能であれば、行きつけのサロンでなくてもジェルネイルのサロンでオフしてもらった方がいいのですが、
その時間もない、というときには、ご紹介した方法で、丁寧にオフしてくださいね。