Voguegirljapanのインスタグラムで毎月配信される
しいたけ占いの誕生月インスタライブ、7月23日に行われた獅子座の分です。
内容のまとめは、一言一句の文字起こしではありません。
話が前後したり、急に飛んだりしている箇所は私が理解したようにまとめた部分もあります。
獅子座は「めんどくさい18才」
このインスタライブのためにVogueGirl編集部に来るとき獅子座の人になりきってみるとどうなったかというと、
怒らないでほしいのですが、
18才の面倒くさい高校生モードになりました。
高校生か大学生みらいな感じ。
18才くらいのときって、中2病と言われる時期とは違う思春期で、例えば、学校の先生に「将来どうしたい?」と訊かれたら
「あ、そういう質問大丈夫なんで」
というみたいな、徹底して周りを入れない、という時期ってあったと思うんですよ。
私は私、人は人、思春期ってかなり好き嫌いがはっきりしているんですけれど、
獅子座はそのころの感覚をずっと持ち続けているんだろうなと思いました。
人が嫌いなわけではないけれど、どう入れていいのか分からないし、
他の人のテリトリーにどう入っていいのか分からない。
僕が占いの仕事を始めて個人鑑定をしていた時に、一番警戒したお客さんって
「しゃべっていて疲れない人たち」でした。
やっぱり売らないって悩みの相談とか、他の人には言わない話が出てくるから
会った後で疲れるのが成城なんですけれど、
獅子座的な人だと、寄りかかってこないし、
僕自身も、彼・彼女の世界にどう入っていったらいいのかよく分からないし、
すごく頭がいい人達が多いから、
「はい、はい、はい」って整理をしながら話を聞いていて、自分のことなのに、私情を交えない。
僕、さっき、獅子座モードになったら、今まで生きてきた中でトップ3くらいに、他人に関心が亡くなりました。
普通、街で人を見たら、これからの見に行くのかな、とか、あのバッグ素敵だな、と感じたりするんですが、
私は私、人は人、
という感じでぜんぜん他人に関心がなくなって「私はこの町でどう生きていくか」みたいな、
今からインスタライブをやりに行く、という状況なら、そこでどういうことを発言するかとか、
そういうプロジェクト以外のことへの関心がなくなっていきます。
単独者、というのかな。
今このインスタライブを聞いている人には、18才以下の人もいると思いますが、
人って18才くらいになったときに、まず孤独を感じるようになります。、
仲の良い友達と集まって話していたとしても自分の気持ちとしては空虚で、
帰って一人で何かしている時が一番充実している、みたいな。
他の思春期感、たとえば蟹座の思春期感とはまたぜんぜん違って
蟹座だと中学生くらいなんだけれど、
獅子座は高校3年生から大学生くらいで、
周りの大人も、もう大人に近いからどう扱っていいか戸惑う。
じゃあ、こういう獅子座がどうやって安らぎを得ていくか、について、
質問を交えて話していきたいと思います。
会える相手が少なくなってきている
【質問】
社会人になり会える相手が限られてきていることが気にかかります。
どんどん、プライベートでの交友関係が狭くなっている。
もともと人と会って話すことに苦手意識があります。
相手の感情や機微を敏感に感じ取ってしまい、疲れてしまいます。
心に土足で入り込まれているように感じてしまったり、その緊張や抵抗からか、つい相手にきついことを言ってしまったり、
悩んだあげく、会うこと自体を断ってしまったりします。
人と会うことのコツやバリアの張り方などを教えていただけたら嬉しいです。
【アドバイス】
一番初めに取り上げたかったすごい的を得ている質問です。
獅子座は人と会って話すことにすごいコストを使っている人たちで
相手の表情だとか、受け答えに、適当に接することや自分に嘘をついて向き合うことが苦手な真剣勝負感があります。
だから、
「悩んだあげく、会うこと自体を断ってしまう」とか、THE獅子座な内容でもう500点です(笑)。
じゃあ、フォローしていきますが、
1対1で人と会う場面を想像してください。テーブルが会って人と向き合う。
パーソナルスペースって言葉があって、
例えば、電車でとなりに知らないおっさんが座ったらざわっとするじゃないですか。
ざわっとするのが、他人が自分のパーソナルスペースに入ってきた瞬間。
仕事の打ち合わせなどで初対面の相手って、人間も動物だから、他人のパーソナルスペースを侵害しないようにほどよい距離感で接します。たまに抱き着いてきたりする人がいますけれど、あれば例外です。
ちょっと、獅子座の場合は、パーソナルスペース訓練をやっていただいた方が、自然体で心を開けると思います。
自然体、というキーワードは後でまた説明します。
好意を寄せる相手、なんとなく信頼している相手がいいんですが、
気持ちの中で、半歩、相手のパーソナルスペースに入ってください。
ちょっとだけ、心がざわっとする距離です。
知らない、怪しい人が自分のすぐ近くに着たときが、心のアラーム警戒レベル5だとすると、
レベル1くらいです。
獅子座って、普段緊張しているから、できるだけ緊張コストをかけたくない、おだやかでいたい、という願望があるので
ちょっとしたざわっに敏感なんですが、
それに慣れてほしいです。
そうすると、好きな相手に対して自然体でいることができます。
誤解しないでいただきたいのですが、
「自然体」というのはちょっとだけ「ざわっ」がある状態です。
完璧にリラックスした状態でそれが自然体だ、というのは、ふらーっとして倒れる寸前の人です(笑)。
休憩中、だれかとコーヒー飲んだりするときに、
仲の良い人に対して、相手が気づかないくらいにちょっとだけ距離を縮める、とか。
それで微妙な距離感をやってみていただきたいんですよね。
いいざわざわ感は、恋愛のどきどき感につながるんです。
獅子座は18才の感覚だから、
18才の時、というのは人を受け入れることができない、とにかく緊張してしまう、
嫌いじゃないんだけれど、バリアが強くなりすぎてしまう。
だから、バリアを、相手が入って来られるくらいの、
ざわざわ、という感じになれていただきたい。
アニメの「エヴァンゲリオン」って、あれ、思春期の話ですよね。
ATフィールド、というのがあって、ああいうのが獅子座の思春期感だと思います。
ちょっとした「恥ずかしい話」をしてみる
【質問】
私は周囲に対してのスイッチのオン・オフがあります。
スイッチがオンの時は、誰にでもオープンに接することができるのですが、
オフの時はふだん仲の良い人に対しても白けた態度をとってしまいます。
そんな自分に後から罪悪感を感じることもしばしばです。
どうコントロールするとよいでしょうか。
【アドバイス】
「コントロールするとよいでしょうか」というのがちょっと難しいかもしれなくて、
ぼく、双子のお姉ちゃんがいるのですが、
そのお姉ちゃんの少女漫画を読んだ時の記憶がよみがえったのですが、
少女漫画のストーリーってだいたい、こんな感じじゃないですか。
好きな先輩がいるんだけれど素直になれなくて「ほおっておいてください」とか言って、家に帰って落ち込む、みたいな。
じゃあ、例えば、
完璧に不動心を手に入れた女の子の主人公で、先輩に対しても素晴らしい機械的な完璧な態度をとったりして、それが正解なのか、というとそうじゃないと思うんですよ。
揺れ動く感じがあるのが周囲から見ると、かわいい、であったりします。
あ、このかわいい、はフェミニストを刺激したくて言っているわけじゃなく、人は人の不器用さをかわいい、と思ったりするのですが、
ただ、獅子座が面倒くさいのは、かわいいとか絶対見せたくねえ、ってあるんですよね。
その壁をどうしましょうかね。
うん、僕獅子座12星座のなかで一番興味があるかもしれない。
近くに海があったら「ばかやろう!!」と叫んでいただいていいのですが、そんな住宅環境も限られていますので。
で「どうコントロールすればいいのでしょうか」に僕はちょっと引っかかったんですよね。
コントロールをするのが正解だとは思わなくて、
他の質問にも関係するんだけれど、
話を整理すると、
獅子座は何歳になっても自然体であることや自分の素を出すことや心を許すということが苦手です。
18才の時の自分に対して、「素直になれ」と言われても無理なんですよ。
じゃあ、18才ってデメリットしかないのか、というとメリットもあったんですよ。
18才のメリットって何かというと、
「恥ずかしい話」
をしていただきたいです。
ストーリーを配信している最中はコメントが見られないのだけれど、「ムリ」とか抵抗をもう感じるんですが(笑)、
ネタとして、自虐ではなく、猫舌です、とか、ウソでもいいですから。ウソじゃないほうがいいですけれどね。
あざといとはまた違うんですけれど、自分の弱点とか、できる範囲の恥ずかしい話をすると、
「この人、かわいい」「もうちょっと話してみようかな」とお互いのバリアはふっと薄まります。
エレベーターの中とか分かりやすいのですが、バリアはお互いにえいきょうしあうものなので、
1人緊張感の高い人がいるとその緊張感は全員に伝染します。
ちょっとミスしてしまった話、ドジは話をする。ただし、自虐過ぎると重くなるから、
伊勢丹に行くと買い過ぎちゃう、とか。こういう話は別にオチはないしたいして面白くもないです。
でも面白くない話をする、というのは相手に対する信頼感につながるんですよ。
例えば「セールに行くと買い過ぎてしまいますよね」という話は話のハードルを下げてくれるんです。
相手も「私もこの前靴買っちゃって、でもセールで買ったものって使わないんですよね」みたいに返してくる。
今の僕の心境としては、
18才のめんどくさい生徒の前で話しているおじさんの先生です。もしかしたら、(今聞いている獅子座の人は)「は?なにそれ?」みたいな白けているムードがあるのかもしれないですね。
そこは許していただきたいですが、
やすらぎって、ぬるい、というのは、事実としてありますから。
獅子座は自己コントロール能力が高いので、「やすらかになるぞ」という訓練はできるのかもしれないけれど、
やすらぎとか、自分に対して素直になるといのは、やっぱり主に対人関係の中で行われていくものであるから。