最近は、東京でもよく名前を聞くようになってきた、夏越の祓ですが、夏越の祓に食べるお菓子が「水無月」です。
今年は、夏越の祓の日に夫が、「虎屋」の水無月を買ってきました。
水無月とは?
水無月は、6月30日、夏越の祓の日にあわせて、
邪気払い・厄払いのために食べるお菓子です。
関東地方では、近年まで、
夏越の祓も、水無月も、あまりメジャーではなかったと思いますが、
京都では普通に行われている習慣のようです。
水無月は、
白いういろうを氷に見立てて、その上に、赤い色が邪気を払うとされている小豆を重ねます。
三角形の形も、氷を模したものだとされています。
夏越の祓についてはこちらにまとめました。
ttps://verafan.com/?p=515
とらやの水無月
とらやの本店は、東京の赤坂にありますが、
室町時代に京都で創業したそうです。
最初に水無月を作ったのは
享保11年(1726)で、
当時は、水無月蒸餅、といいました。
現在は、
東京の一部の店舗と、
京都の店舗で、
6月25日から30日までの限定販売をしています。
水無月を白水無月の2種類があり、
東京 1個40gで238円(本体価格220円)
京都 1個50gで292円(本体価格270円)
と違いがあります。
なんで京都の方が大きいんでしょう?
水無月は、ういろうの部分に、白下糖、という、和三盆を作る前に糖汁を煮詰めた粗糖を使っているために黒っぽい色。
白水無月は、ういろうに白砂糖を使ってより白く仕上げています。
夫が買ってきたのは、黒っぽい水無月の方です。
<予約がおすすめ!>
29日の夕方18時ごろ、新宿伊勢丹の虎屋に行ったら売り切れで、
お店の人に、次の日の分の予約をすることを勧められたそうです。
虎屋は、端午の節句の柏餅も、あまり大々的にではなく、限定販売しているんですが、知っている人は知っている風だったのですが、
最近はだいぶん知られて、5月5日の朝一番の入荷が、30分程度で売り切れたりするようになってきました。
水無月も、知っている人は知っていてめがけて買いに来るものと思われますので、
確実に買いたい場合は、予約をしましょう。
虎屋の水無月実食感想
さて、虎屋の水無月は、こんな風に、1つずつケースに入っています。
ケースから出して見ると、大きさは、仙太郎の水無月の半分くらいに見えます。
味は、上品ではありますが、甘みを強く感じました。
個人的には、餅菓子っぽさが強い、仙太郎の方が好きですが、
夫は虎屋の和菓子好きなので満足だったみたいです。