よこはま動物園ズーラシアに雨の日(5月26日金曜日)に行ってきたときの様子をまとめました。
以前、よこはま動物園ズーラシア「雨の日に行っても楽しめる?」
という記事を書いたくらいなので、今までにも何度も雨の日にズーラシアに行ったことはあるのですが、
実際どうだったのか?をお伝えすることを意識して、回ってみることにしました。
※「ガイド」は、2017年5月に実施されていた内容です。
どの動物で何時にガイドをするかは3か月ごとに変わりますのでズーラシア公式サイトか、園で配布しているガイドの案内をご覧ください。
インドゾウのガイドは年間通して行っています。
この記事の目次
行った日のお天気は
この日は、天気予報では、数日前から「関東地方は朝大雨の可能性あり」と言われており、
当日早朝の天気予報でも「関東地方は午前中いっぱい雨脚が強い」と言われていました。
実際には、豪雨!というほどではなく、でも足元は雨靴じゃないとダメなかんじ。
ズーラシアに着いたのは10時30分くらいでしっかり雨が降っていました。
体感的には(あくまでも体感)、6㎜くらいだったのかな、と思います。
その後、正午くらいに雨が上がり、その後は日が差す時間もありました。
気温は20℃弱で、雨で手が濡れると冷たくなり、午前中は辛かったです。
蒸すことを予想して割と薄着で行ったためなんですけれどね。
雨の中ズーラシアで回った場所は?
ズーラシアはとっても広いのですが、観るポイントを絞れば、10時半ごろから閉園時間くらいまでかけて全エリア回れないこともないです。
ただしこの日見たのは、
アジアの熱帯雨林、亜寒帯の森、オセアニアの平原だけになりました。
アジアゾウ(インドゾウ)
ガイド(飼育係のとっておきタイム)11:00~ 13:15~
インドやマレーシアなどの熱帯雨林に住むアジアゾウは水浴びが大好きです!
(ズーラシアにいるのはアジアゾウの中の、「インドゾウ」です。)
現在、ズーラシアにいるゾウの名前はオスゾウのラスクマル(26才)と、メスゾウのシュリー(22才)。
※年齢は2017年5月現在です。
2頭はお見合い中で、午前中はいっしょにすごしていることが多いです。
もう1頭、チャメリーという名前のメスゾウがいたのですが、
チャメリー(25才)はおなじ横浜市内の金沢動物園に、繁殖のためお引越ししました。
午後になるとオス運動場、メス運動場に分かれますし、なにかと午前中の方が活発に動くので、ズーラシアでは、晴れでも雨でも、午前中にアジアゾウを見るのがおすすめです。
日本の真冬の雨は冷たいので、気温と雨の降り方によって外に出さないこともありますが、
初夏から9月ごろにかけて、比較的気温が高い時期の雨の日はとっても元気。
雨で体が濡れると、それが呼び水になるみたいでプールにもよく入ります!
ズーラシアはプールが園路から少し遠い、奥まった位置にあるので、ゾウがプールに向かったら、
カンムリシロムクがいるバードケージの横の階段を上がり、テラスの上から水浴びの様子を観察しましょう。
プールでじゃれる二頭。
ゾウにとって、水浴び→泥・砂浴び→あかすりは一続きの行動なので、プールから上がったら砂浴びをします。
地面に転げて体に砂を付けるシュリー。
大人のゾウがごろん、と横になる姿は普段はなかなか見られませんよね。
雨が降っていても、お客さんが少なくても、11時には「飼育係のとっておきタイム」を実施します。
この日は気温が低めだったので、水ではなく、36℃くらいのお湯をホースで飲ませていました。
初夏になって、モート(堀)にわさわさ茂ってきた草も食べます。
砂でジャリジャリになった体をお互いに擦りつけあったりもします。
もし、午前中にゾウを見逃してしまったら、13:15のガイドを見ると、その時も水やお湯を飲む様子が見られます。
ホッキョクグマ
ガイド(プールでランチ)11:30~
ホッキョクグマは泳ぎが得意な動物なので、
雨もあまり気にしません。
夏の暑さが苦手で、日差しが強い日は日陰で休んでいることが多くなるので、むしろ、雨が降って気温低めくらいの方が活発に動いているかも。
ホッキョクグマのプールは、こんなふうに屋根のある場所から見ることができます。
ベンチもあるので、座ってゆっくりすることができますよ。
このエリアにはミナミアフリカオットセイ、フンボルトペンギンもいて、それらの動物も屋根ありの場所で雨を避けて見ることができます。
ホッキョクグマは単独生活者なので、日替わりで一頭ずつ運動場にいます。この日はオスのジャンブイでした。
マレーバク
ガイドはありませんが、13:30ごろ、ガラスビューの近くでごはんを食べる様子を見ることができます。
マレーバクは、泳ぎが得意で、排泄も基本的には、水の中でします。
ですから雨が降っていても平気です。
この日は、ガラスのすぐ前が水浸しだったので、ごはんは少し離れたところに出ていました。
マレーバク舎のガラスビューには屋根があるので、雨降りでもゆっくり見られます。
現在、ズーラシアにいるマレーバクは、オスのカイムだけですが、マレーバクは単独生活者なので、普段は1人暮らしが普通。
ただ、カイムはまだ繁殖ができる年齢なので、ズーラシアではカイムのお嫁さんを探しているそうです。
フランソワルトン
ガイドタイム 11:30
ベトナムや中国南部に生息する、オナガザルの仲間です。
真黒なボディと、白い頬の毛、キューピーのような髪形が特徴です。
雨が降っているときは家族で寄り集まってじっとしていることが多いですが、
雨が上がって少し日が差して来たら赤ちゃんのタンタン(2016年11月生まれ)もお母さんがから離れて遊んだり、木の葉を食べたりし始めました。
隣にいるのは叔母にあたるココア(ココアも子どものサルです)
スマトラトラ
2017年5月現在、
14:00~15:30は母子(子2頭)が出てきます。
子トラのファントムとパンプは活発に遊ぶので、見ていて楽しいですよ。
この日は、母子が出てきた14:00にはもう雨は止んでいました。
イエネコは水が苦手ですが、スマトラトラは水浴びが好きで、雨の中でも遊びますし、運動場の小川やモート(堀)に入ったりもします。
動き回って暑くなったのか、流れに身を浸している子トラたち。
雨の日のズーラシアでの食事
お昼頃は雨が止んだので、ジャングルカフェの屋根付きの席で持参したお弁当を食べましたが、
ここは屋根がついていても屋外なので、雨が降ると椅子もテーブルも濡れていることが多いです。
雨脚が強い時にはマレーバクやスマトラトラのガラスビューの近くのベンチは濡れませんので、そこで食べるか、
コロコロッジ、アマゾンセンターの無料休憩所で食べるのがいいでしょう。
よこはま動物園ズーラシアに雨の日に行ってみたよ まとめ
「オセアニアの平原」にも行ったんですけれど、写真を撮りそびれてしまいました・・・
今回、ズーラシアでも一番人気がある「アフリカのサバンナ」に行かなかったのは、
やはり、雨が降っている中、雨靴で、傘もさしての移動というのはそうでない日よりも疲れてしまう、ということがあって、回るエリアを少なくしたことがあります。
雨の日は長距離を動き回るには何かと不便なので、今回ご紹介したような、雨の日の方がむしろよく動いている動物に絞って観覧するのがよいですよ。
「アフリカの密林」「アフリカのサバンナ」に行くなら、雨の中でも元気なのはヒガシクロサイとリカオン。
ケープハイラックスはもともと屋根付きの部屋にいますし、サバンナライオンとチンパンジーは室内展示場で見ることができます。
それから・・・
雨の日には屋根付きのガラスビューで動物を見ることが多くなると思いますが、
ガラスは絶対に叩かないでください。
また悪天候の日は薄暗くなりますが、カメラのフラッシュは厳禁です。
動物園の動物の、心身の健康のために守っていただきたいと思います。