真田太平記 PR

真田太平記(’85 NHK新大型時代劇)とは?

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2016年NHK大河ドラマ「真田丸」(主演:堺雅人)の影響で、30年以上前に放送されたドラマ
「真田太平記」にも注目が集まっているようですね。

「真田太平記」は、放映当時(中学生でした)見た記憶がないのですが、夫が好きなドラマで、家にDVD全巻がありまして、
それこそ暗記するほど見ましたので、これから少しずつ、見どころやキャスト、各話のあらすじについてまとめていきたいと思います。

もちろん、他人が書いた文章を読むよりも、本編を見たい、という方は
こちらをどうぞ。

「真田太平記」とは?

「真田太平記」は1985年(昭和60年)4月3日から1986年(昭和61年)3月19日の約1年間、全45話で放送されました。
NHK新時代劇の第2弾、ということで第1弾は「宮本武蔵」、第3弾は「武蔵坊弁慶」。
「武蔵坊弁慶」(主演:中村吉右衛門)はリアルタイムで見ていた記憶があります。

原作は池波正太郎、脚本は金子成人。
音楽は林光(現代音楽の作曲家として知られていますね)。

主に、真田昌幸、信幸(後に信之と改名)、幸村親子3人が、強い絆を持ちながら、信州の小国である真田家を存続させるために、時に結束し、最終的には分かれていく様を描いています。

「真田太平記」のみどころは?

真田昌幸、信幸、幸村3人の、男親と息子、男兄弟(しかも異母兄弟)同士の関係の描かれ方

が一番の見どころだと思います。

昌幸:丹波哲郎
信幸:渡瀬恒彦
幸村:草刈正雄

戦国ものとしては、実は織田信長が一度も画面に登場しない、とか、
合戦のシーンが大河に比べてスケールが小さいとか(予算の関係ではないかと)
あるのですが、人間ドラマの描かれ方としては非常に面白い作品です。

真田親子以外にも、面白い登場人物やサブストーリーが多くちりばめられています。

従弟の樋口角兵衛(演:榎木孝明)という人物が、現代の目で見ると境界性人格障害ではないか、と思われる点も興味深いです。
角兵衛は、昌幸の正室、山手殿の妹である久野と武田氏の家臣樋口下総守の子なのですが、本当の父親は昌幸である、と聞いたことからその後、屈折と転落の人生を歩むことになります。
ただ、彼の承認欲求の強さは、単に出征の秘密を聞いたから、というだけではない異常さを感じさせます。

真田家で使っている忍び「草の者」であり、強く美しい女忍びのお江(演:遥くらら)と幸村の関係、
幸村と主従でありながら親友のような絆で結ばれている向井佐平次(演:木之元亮 実は草の者の頭領壺谷又五郎の子)
の存在も大きく、

角兵衛、お江、佐平次がいない(歴史上実在の人物ではないので仕方ありませんが)「真田丸」はどうなるんだろう?とさえ思ってしまうほどです。

(佐平次役の木之元亮さんって、「太陽にほえろ!」のロッキー刑事だったんですね・・・)

「真田丸」では、「真田太平記」で幸村役だった草刈正雄さんが、昌幸役を演じるのは楽しみではあるのですけれどね。




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