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ゼラチンなし・バナナで固まるプリンやレアチーズケーキとは?【自由研究にも】

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ゼラチンや寒天なしで
チーズケーキを滑らかに固める方法
って・・・?

完熟バナナで固まるチーズケーキ

普通のレアチーズケーキの材料は、

クリームチーズ、
生クリーム、
砂糖、
ゼラチン、

などですよね。

ゼラチンを入れずに固めることができ、
砂糖を入れなくても甘くすることができる
材料とは、

完熟バナナ

です。

シュガースポット、と呼ばれる、
茶色の斑点が多めに出ているくらいの、
完熟したバナナと

クリームチーズなどの乳製品を
混ぜると、

バナナに含まれるある成分のために、
なめらかに固まったレアチーズケーキ(風)の
スイーツを作ることができます。

乳製品を固めるLMペクチン

果物の多くには
水溶性食物繊維の
ペクチンが含まれています。

ペクチンは、未熟な果物では、
プロトペクチン、という
水に溶けない状態なのですが

熟するに従って
水に溶けるペクチンに変わっていきます。

バナナで固めるレアチーズケーキ

バナナの場合も、
シュガースポットが出るくらいに熟すると
バナナ内のペクチンが一番多くなっています。

ところで、ペクチンには

度55%、PH3.0くらいで
固まる性質を持つ、HMペクチンと

糖や酸に関係なく固まるLNペクチン

の2種類があります。

ジャムをとろっとさせるのは
HMペクチンの働きです。

バナナはLNペクチンが多く含まれており
牛乳やクリームチーズと混ぜると
乳製品のカルシウムと結びついて固まります。

このペクチンの働きを使って
チーズケーキを固めるには、

バナナを加熱すると、より多くのペクチンが
出てきます。

砂糖なしでよい理由は?

バナナが熟すると増えるのは、
LMペクチンだけではありません。

バナナが熟すると、

未熟なバナナに含まれていた、
難消化性デキストリンが糖化して
ショ糖に変わり、甘みがどんどん強くなっていきます。

シュガースポットが出るくらいの
完熟バナナを使えば、砂糖を入れなくても

十分に、甘みがある
チーズケーキを作ることができます。

バナナチーズケーキの作り方

【材料】

  • バナナ 1本
  • 牛乳 100ml
  • クリームチーズ 100g
  • レモン汁 大さじ1

【作り方】

1.バナナの皮をむき、適当につぶして、
耐熱ボウルに入れます。
電子レンジ500wで、2分加熱します。

※ バナナが溶けて形がなくなる程度まで加熱します。

2.1のバナナ、牛乳、クリームチーズ、
レモン汁を30秒くらいミキサーにかけて
なめらかにします。

3.2を容器や型に入れて、
冷蔵庫で2時間以上冷やし固めます。

※クリームチーズの代わりに裏ごしタイプの
カッテージチーズを使うと、低カロリーになります。

リコッタチーズを使えばさっぱりめに、

マスカルポーネチーズを使うと
濃厚になります。

子供の自由研究に

バナナに含まれる

  • プロトペクチンとペクチンの違い
  • HMペクチンとLMペクチンの違い
  • 難消化デキストリンとショ糖の違い

などを含めて、

ゼラチンを入れないチーズケーキ作り
をまとめると、

子供(小学校中学年以上)の
夏休みの自由研究にもなりますよね。

ゼラチンなし・バナナで固まるプリンやレアチーズケーキとは?【自由研究にも】 まとめ

バナナの中のLMペクチンの働きで
牛乳、クリームチーズ、クリーム内を固める、

というレシピは、

「伊藤家の食卓」
「あのニュースで得する人損する人」

などで紹介されたことがあります。

バナナの変色を防ぐために
レモン汁は必ず入れたほうがいいですが、

チョコレート・ココア、ベリー類など、
好みのフレーバーを合わせて
いろいろなアレンジをしてみてくださいね。




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