2016年10月25日火曜日の、NHKの朝の情報番組「あさイチ」でフレンチの巨匠、ジョエル・ロブション氏が出演し、
実演したじゃがいものピュレを司会の井ノ原快彦(イノっち)が絶賛したとして話題になっています。
これ、ネットのキューレーターサイトなどでもレシピをまとめていますが、
じゃがいもを茹でてつぶして、牛乳とバターで伸ばすだけでは
イノッチが「口からなくなるのが残念」と言ったほどの感動の味には、なりません。
そこでそうしたコツなどもいれてまとめてみました。
目次
ジョエル・ロブション氏とは?
1945年4月7日生まれ、フランスの料理人。
2013年時点で、現在世界11カ国に店舗を持ち、
日本でも恵比寿ガーデンプレイスに店を構える
フレンチのオーナー・シェフ。
また、ジョエル・ロブションブランドのパンの店、
ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブションを展開しており
こちらは気軽に利用することができます。
ジョエル・ロブションのじゃがいものピュレレシピ
作りやすい分量
じゃがいも 500g
無塩バター 125g
牛乳 250㏄
塩 適量
【作り方】
1.塩水でじゃがいもを茹でます。
水1000ccに対して10gのあら塩(どちらも分量外)を入れて、皮ごとじゃがいもを入れて40分程度茹でます。
フォークを差してすっと通ればOKです。
2.皮をむきます。細かいくぼみまで残さないようにむいてください。
3.じゃがいもをつぶします。
ここでのポイントは、じゃがいもの粘りを出さずに、なめらかにすることです。
ですから、フードプロセッサーやバーミックスではだめ。
ジョエル・ロブション氏は手回し式のフードミル(ムーラン)を使うそうです。
ただ、フードミルもじゃがいもを擦りつけるので粘りが出ることになるため、
マッシュポテトは裏ごし器と木べらを使った方が良い、という人もいます。
4.鍋に入れて弱火にかけ水分を飛ばします。(ここ、あさイチの公式サイトにはありませんが、やったほうが仕上がりが水っぽくなりません。)
5.なべ底に薄い膜ができたら、1センチのさいの目に切ったバターを、少しずつ鍋に入れて練らないように木べらで混ぜます。
ジョエル・ロブション氏おすすめのバターはブルターニュ産のボルディエバターです。
このじゃがいものピュレ1回分で1400円・・・
6.温めた牛乳を加えて、固さを調節します。塩を少しずつ加え、味をつけます。
7.最後にいきおいよくまぜるとなめらかさが増します。
8.火からおろして、裏ごし器にかけます。
マッシュポテトにするじゃがいもの品種は?
粘りが出にくいものが良いので、
ほくほく感がある、男爵、とうや、きたあかりなどが向いています。
ロブションのじゃがいものピュレレシピ本当においしく作るには?NHK「あさイチ」 まとめ
正直、1回分に使うバターの量と、裏ごしにかかる手間(それ以外は、ポテトサラダとそう変わりません)を考えると気が遠くなりそうです。
これを添えれば、グリルしただけのチキンでもごちそうになりますね。毎日のごはんようではなく、とっておきのマッシュポテトとして覚えておくといいかも。