2016年8月18日「あのニュースで得する人損する人」の
オーブントースターとアルミホイルで作るローストビーフを実際に作りました。
アルミホイルでトースターの熱をやわらげて肉全体にじんわり伝えることで失敗なしに作れる
という作り方なのですが、実際に作って果たしてどれくらい簡単なのでしょうか?
「得する人・損する人」のオーブントースターローストビーフを作る
材料と手順
牛もも肉 300~400g 厚さ3、4㎝のブロック
玉葱 1/4個(薄切りにする)
おろしニンニク 小さじ1
塩・胡椒 適量
○ソース
酒 大さじ1
醤油 大さじ1
1.肉を冷蔵庫から出し、常温にもどす。
2.肉にした味をつけて、玉ねぎスライスを敷いたアルミホイルでぴったり包む
3.1000wのオーブントースターで10分焼いたらそのまま10分置く
4.ソースを作る
用意した牛かたまり肉
AEONのトップバリュブランドの、タスマニアビーフを使いました。
モモ肉ブロック315gでお値段1011円。
トップバリュの北海道匠和牛の約半額です。
レシピでは、300~400gで厚さ3、4㎝のブロック肉、となっていますが、
そのままで厚みが3㎝弱(この定規は5㎜程度の余白がある)ので、アルミホイルに包むときに整形して厚みを出すことにしました。
肉を常温に戻す
ローストビーフに限らず、厚みのある肉の調理は(煮込みを除き)
火の通りを均一にしたり、加熱時間のめどをつけるために、
調理の前に肉を常温に戻します。
番組レシピでは30分となっていたのですが、
30分ではまったく常温になったような気がしませんでした。
「番組レシピのまま作ったらどうなるか?」
という検証にする手もあるのですが、
和牛より安いとはいえ、やっぱり失敗は悲しいですし・・・
夏の暑い日に、エアコンなしで火を使っているキッチンならむしろ室温に置きすぎに注意が必要ですが、
かたまり肉を常温に戻すときにかかる時間は、だいたい60分程度なので、今回も60分にしました。
下味を付ける~アルミホイルで包む
下味として、塩・胡椒適宜と、チュープのすりおろしにんにく小さじ1を肉全体に擦り込みます。
35㎝にカットしたアルミホイルに、薄切り玉ねぎ1/4の半量を敷き、
ブロック肉を置いて、その上に残りの玉ねぎを乗せて、アルミホイルでぴったり包みます。
ここでピタピタに包みのがコツです。
ゆっくりと肉の中心部まで熱を伝え、仕上がりが55℃~60℃くらいになるようにします。
トースターの熱はかなり強いのですが、
アルミホイルでピタピタに包むと強い熱が直接は伝わらず、
アルミホイルの熱が全体に伝わるというのがこの作り方のポイントです。
といっても、玉ねぎが乗っているので、本当に密着はしません。
できるだけ、という感じでいいと思います。
焼く~寝かせる
番組レシピではオーブントースター1000wで10分焼く、
とだけあって、
予熱しておくのかどうか?
がなかったのですが、
一応2分くらい予熱しました。
10分加熱したら、スイッチを切った状態で
そのままトースターのふたを開かずさらに10分
予熱で加熱してから取りだします。
アルミホイルを開くとあたりまえですが、アツアツです。
写真も蒸気でやや曇っていました。
番組レシピはここで「カットする」となっていますが、
さすがにここで切っては
切りにくいし、肉汁が出てしまうので、ラップをふわっとかけて30分間常温で寝かせました。
仕上がりは?
常温で落ち着かせてから切ったのがこの状態。
この写真ではやや過熱しすぎなふうにも見えますが、
こちらの写真になると
うん、こんなものかな、という状態に見えます。
ソースを作る
アルミホイルの肉汁に分量の酒、醤油を加え当て
オーブントースターで1000Wで3分加熱する、
というのがもともとの番組レシピ。
しかし、その方法ではシャバシャバでした。
直径20㎝のフライパンで半量くらいまで煮詰めて
ちょうどよいかな、という感じになりました。
作った感想
肉のサイズ感と加熱方法と加熱時間は
ほぼ番組レシピの通りで
うまくいくようになっていると思います。
一方、こちらの記事でも書いたように、
表面を焼き付けていないので、
香ばしさの点ではちょっと物足りない感じがします。
また、常温に戻す時間、
熱いうちに切るか寝かせるか、
ソースの作り方など、
番組レシピでは「簡単さ」を追及していますが、
むしろ、ちょっと違うんじゃないかな?
と思うこともありました。ムリになにもかもオーブントースターで済ませようとせずに、ソース作りは小さなフライパンや鍋を使った方がいいと思います。
また、表面に焼き色を付けていないことと、オーブンや湯せんと比べて加熱温度高く加熱時間が短いせいか、、
固くはないけれど、ちょっと味に物足りない感があります。
全体的には、手軽にさっと作れるローストビーフレシピ、と言えると思います。
300g程度の少量の肉で、鍋やフライパン使わないので洗いものが少ない
短時間で作れる
<デメリット>
やや味に物足りなさがある
完全にテレビで紹介されたレシピの通りだとムリがある箇所がある
番組放送内容の記事はこちら