プーズーは、南米、チリの南部とアルゼンチンの一部に生息する、世界一小さなシカです。
成獣の体長は80㎝ですから、中型の犬くらいの大きさですね。
今回は、その小さなシカ、プーズーの、
さらに小さな赤ちゃんに会いに、埼玉県こども動物自然公園に行ってきました。
日本でプーズーが見られるのは、2017年3月現在、埼玉県こども動物自然公園だけです。
『プーズー』と『マメジカ』
動物好きな人なら小さなシカ、というとマメジカを思い浮かべるかもしれません
上野動物園で飼育しているジャワマメジカは体調4、50cmなので、プーズーよりも小さいのですが、
マメジカは偶蹄目 反芻亜目 マメジカ科、
プーズーは偶蹄目 反芻亜目 シカ科、
マメジカは、世界で最小の有蹄動物ですが、
反芻亜目の中では、半数をしないイノシシなどに近い性質を持ち、シカとはそれほど近い種ではないそうです。
ということで、世界最小の「シカ」はプーズーなんです。
チリ産のお手頃ワイン(イオンリカーで販売されています)Wild Pudaのモデルにもなっています。
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2016年秋に、チリから埼玉県こども動物自然公園に4頭のプーズー(オス2頭、メス2頭)が来園し、
2017年3月現在、日本国内でプーズーを見られるのはここだけです。
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『埼玉県こども動物自然公園』の行き方
埼玉県こども動物自然公園に、公共交通機関を利用して行く場合、最寄駅は東武東上線「高坂駅」です。
高坂駅からは、川越観光自動車バス「鳩山ニュータウン行き」で10分程度、「こども動物自然公園前」でおります。
料金は、大人190円(IC乗車185円)
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高坂駅の改札を出たら左側に出ます。
右のエスカレーターを降り、
ファミリーマートの前の「2番」バス停が
「鳩山ニュータウン行き」です。
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車で行く場合、注意点がひとつ。
駐車場は正門前と東門前にあります。
正門前駐車場が満車の場合、東門前(民間の駐車場)に案内されるそうですが、
入園するのは、入口が広くてチケット販売窓口も複数ある正門まで戻るのがおすすめです。
東門は、入り口が小さいので、正門の駐車場が満車になるほどの来園者がいる日には入園するまで行列が長くなることがあります。
といっても、3月末の土曜日の10時半ごろで、駐車場には余裕があるくらいだったので、そこまで混むのは3連休の中日など、特別な時だけでしょう。
正門入り口からプーズー舎まで
こちらが正門入り口です。
大人510円、子ども(小・中学生) 210円、
小学校未就学の幼児は無料。
年間パスポート
大人1530円
子ども(小・中学生) 630円
65歳以上 1020円
季節ごとに1回、年4回来園するなら、
年パスにするのがお得です。
正面入り口を入って
階段を上がると右手に丸太小屋風の
案内所があります。
案内所の脇に「プーズー」の看板がありますので
→に従って、左手の道をまっすぐ進みます。
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途中には、
乳しぼり体験ができる牛舎や牛の放飼場があったり、
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こちらも日本国内では非常に珍しい
マヌルネコ舎があります。
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そこを通過して、「ペンギンヒルズ」という
看板が見えたら、左側の小さな坂道を上りましょう。
プーズー舎は、フンボルトペンギン舎の手前。
チリからやってきた4頭のプーズーの紹介。
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赤ちゃんの母親は「ピナ」、
父親は「サイ」です。
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東松山市の、赤ちゃんの特別出生記念証。
そういえば、まだ名前がないんですよね。
そのうちに公募があるのではないでしょうか。
赤ちゃんとピナは室内展示場にいますよ。
テントのような幕で出入り口をカバーしているので、
ちょっと薄暗いですが、
写真撮影はフラッシュ厳禁です!
ガラス張りなので、反射や写りこみがあって
撮影は難しいのですが、
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まあまあかな?
3月25日、生後1か月半以上経ち、
生まれたときに592gだった体重は2キロを超えました。
(おとなは7kgくらい)
生後2ヵ月くらいで、鹿の子模様は消えるそうなので、
あと少しの姿ですね。
私はスマホ撮影で、あまりうまく撮れないので、
動物園公式のyoutubeをご紹介します。
動画ではなく、スライドショーですが
画像がきれいです。
世界一小さなシカ・プーズの赤ちゃんを見に行った!まとめ
日本では埼玉県こども動物自然公園にしかいない
世界一小さなシカ、プーズーの赤ちゃん、とーっても可愛いです。
私が撮影した写真はすわっていますが、立ち上がると、ほっそい足でこれまたかわいい。
ぜひ実物を見に行ってください。
プーズーは、密猟、開発による生息域の減少、そして、飼い犬(野良犬)による殺傷で数を減らし、
絶滅危惧種(シントン条約付属書Iに記載)されています。
「プーズーは飼える?」「値段は?」といったタイトルの情報がネット上にありますが、
学術研究目的以外の取引が禁止されている動物ですからもちろん、個人での飼育はできません。
不正な方法で入手しても飼いたい、という人がいれば密猟されてさらに絶滅に近づいてしまいます
また「犬」による野生動物減少の問題は、日本国内でも、イリオモテヤマネコ、ツシマヤマネコ、アマミノクロウサギなどで起きています。
(猫もですね)
犬の飼育方法(放し飼いにしない、捨てない、避妊処置をする)など、かわいいプーズーを見て考えてもらえればうれしいです。