コンビニやスーパーで売っている味付け卵(塩味付きゆで卵)ってどうやって塩味がついているんでしょうか?
また塩分はどれくらい入っているの?
家庭で作る方法もまとめました。
味付きゆで卵に塩味がついている理由
味付きゆで卵って、殻付きなのに、黄身の中まで塩味がついてます。
卵の殻は、中でひよこが育つときに酸素が必要なので、無数の小さな穴が開いています。
そのため、14時間以上、濃度の濃い塩水につけると殻の穴から塩分が浸透して塩味がつくのだそう。
味付きゆで卵の塩分はどれくらいなの?
売っている味付きゆで卵を食べてみると、けっこうしっかり塩味がついているので、
塩分はどれくらいなのか気になりませんか?
成分表を見てみましょう。
これは、JA全農たまご株式会社の味付きゆで卵。
近所のAEONで売っていました。
製品情報を見ると、
ナトリウム量230㎎(食塩量0.6g)
と書かれています。
セブンイレブンの味付きゆで卵(伯方の塩使用)は1個当たりのナトリウム量は224㎎でした。
ナトリウムとは、食塩に含まれるミネラルの1つ。
食塩の成分の約80%が塩化ナトリウム。そのほかのミネラル類として、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、カリウムなどが含まれています。
ナトリウム量(mg)×2.54÷1000=食塩相当量(g)
という食塩の量への換算式があり、セブンイレブンの味付きゆで卵の場合は、食塩は0.56gとなります。
2016年4月に食品表示法が施行され今後、食品の成分表示では、ナトリウム量や、ナトリウム量と食塩相当量の併記ではなく、食塩相当量で表示されることになりました。
加工品に関しては5年の猶予期間があるので、完全に移行するのは2020年以降になります。
1日の食塩摂取量の適量は?
現在、厚生労働省が公表している「日本人の食事摂取基準」での1日当たりの食塩摂取量の目標値は、
男性:8g未満
女性:7g未満
となっています。
家庭でできる味付きゆで卵の作り方
味付きゆで卵の作り方はゆで卵を塩水に漬けるだけなので、家庭でも作ることができます。
1.ゆで卵を作ります。
2.容器に卵が完全に浸る量の水と完全に溶けきらずに残る量の塩を入れ、ゆでた卵を浸し、冷蔵庫で14時間~24時間置きます。
※ゆで卵を作るときに殻にヒビが入らないように気を付けてください。
上手なゆで卵の作り方はこちら。
まとめ
殻付きのままでも塩味が付くのは、殻に呼吸のための小さな穴が開いているため。
濃い塩水に14時間~24時間漬けておくだけで作れるので家庭でもかんたんにトライできます。
24時間以上つけると塩辛くなりすぎるので注意してくださいね。