「京都人の密(ひそ)かな愉(たの)しみ 月夜の告白」
で、料理家の大原千鶴さんが作った、親子丼を作ってみました。
番組中では、手順の説明はあったのですが、
材料の「分量」が出ていなかったので、一般的な親子丼の味付けを参考にしています。
大原千鶴さんの親子丼の材料について
材料は、2人分で
鶏肉、卵(全卵2個、卵黄2個分)、天かす、
出汁、みりん、薄口醤油、三つ葉、
炊いたご飯、
ですが、番組では卵は分かったのですが、ほかの材料の分量は示されていません。
大原千鶴さんの京風親子丼の特徴は
天かすを入れて、ふわふわにすること
最後に生の卵黄を落とすこと
ですが、
他の方の京風お好み焼きのレシピでは、天かすの代わりに、揚げを入れているものもありますね。
また、私のイメージでは親子丼=玉ねぎなんですけれど、
大原さんのレシピでは、ネギ類が全く入りません。
自分で作ったときには、2人分で、
鶏肉 100g
卵 全卵2個、卵黄2個分
一番出汁 200ml
薄口醤油 大さじ1
みりん 大さじ1
天かす 適宜
三つ葉 適宜
にしました。
天かすの作り方
関西ではお好みに天かすを入れたりしますので
天かすが手に入りやすいのかな、と思います。
東京でも、お蕎麦屋さんで分けてもらったり、コンビニやスーパーでも売っているところがある、ということです。
ふわふわにする、という点では松山揚げでもいいかもしれません。
※松山揚げは3ミリほどにスライスした豆腐を圧縮して水分を抜いて揚げたもので、常温で3カ月程度日持ちします。
今回は、天かすも自分で作ることにしました。
【材料】
- 薄力粉 大さじ2
- 水 大さじ2強
- 酢 小さじ1/2
【作り方】
1.すべての材料をよく混ぜます。
2.小鍋または小さなフライパンに揚げ油(分量外)
を入れて180℃に熱します。
3.高いところから天かすの生地を揚げ油にポタポタ落とします。
4.揚がったらザルに上げます。
5.食品保存袋に入れて冷凍保存可能です。
※たくさん揚げた時は、
粗熱が取れたらサラダスピナーで油を切ると、カラッと仕上がり、保存性も良くなります。
この程度の量であれば、キッチンペーパーで油を切るだけでも大丈夫。
サラダスピナーで回してみたのですが、ぜんぜん、油は出ませんでした。
大原千鶴さんの親子丼の作り方(工程)
1.鶏肉は一口大のそぎ切り、三つ葉は洗って3㎝長さ位に切っておきます。
全卵2個はボウルで溶き、仕上げ用の卵は卵黄と卵白に分けます。
2.2人分一度に作るなら直径24㎝くらいのフライパンに
出汁を入れて中火にかけ、みりん、薄口醤油を入れます。
3.一口大に切った鶏肉を入れて、火が通ったら、溶き卵を入れて鍋をゆすります。
4.卵の中央が半熟になったら火をとめ、三つ葉を散らします。
5.丼にご版を盛って、上に4を乗せ、中央に卵黄を乗せて出来上がりです。
いままでの親子丼のイメージとは、かなり違うものができました。
まとめ
東京の、おそぼやさんや定食屋さん、鶏料理専門店などで食べる親子丼とはかなり違った味、食感になりました。
一番の違いは、ネギ類が入らないことですね。
これは好みで、九条ネギの笹切りなどをいれてもいいのではないか、という気がします。
親子丼に七味を振る人もいると思いますが、
手に入ったら、京都・原了郭の「黒七味」が合いますよ。
ところで、
こちらの写真は、京都でそれなりに有名な居酒屋の親子丼なんですが、
揚げ玉は入っていなかったですし、玉ねぎを使っていました。
なので、京都ではみんな、大原さんの親子丼みたいなタイプを作っている、というわけでもないみたいです。